現在、大型で非常に強い台風9号が九州の西の海上を北上する一方で、台風10号(HAISHENハイシェン・中国語で「海神」の意味)が、週末にかけて奄美地方から西日本へ接近してきています。
本日3日は965hPa(予想)と前日より発達し、5日(土)15時には920Paと、この時期としては異例な発達をしそうです。気象庁も「特別警報級の勢力になる」と最大級の警戒を呼び掛けています。
2019年に猛威を振るった台風19号は900Pa前後となるのでその規模の大きさがわかるかと思います。
台風第10号 (ハイシェン)
令和02年09月03日07時05分 発表
<03日06時の実況> 大きさ – 強さ 強い 存在地域 日本の南 中心位置 北緯 20度05分(20.1度) 東経 139度00分(139.0度) 進行方向、速さ 西北西 20km/h(10kt) 中心気圧 975hPa 中心付近の最大風速 35m/s(65kt) 最大瞬間風速 50m/s(95kt) 25m/s以上の暴風域 全域 110km(60NM) 15m/s以上の強風域 全域 390km(210NM) <04日06時の予報> 強さ 非常に強い 存在地域 沖ノ鳥島近海 予報円の中心 北緯 21度35分(21.6度) 東経 135度30分(135.5度) 進行方向、速さ 西北西 15km/h(9kt) 中心気圧 955hPa 中心付近の最大風速 45m/s(85kt) 最大瞬間風速 60m/s(120kt) 予報円の半径 65km(35NM) 暴風警戒域 全域 210km(115NM) <05日03時の予報> 強さ 猛烈な 存在地域 日本の南 予報円の中心 北緯 23度05分(23.1度) 東経 132度55分(132.9度) 進行方向、速さ 西北西 15km/h(8kt) 中心気圧 920hPa 中心付近の最大風速 55m/s(105kt) 最大瞬間風速 75m/s(150kt) 予報円の半径 110km(60NM) 暴風警戒域 全域 330km(180NM) <06日03時の予報> 強さ 猛烈な 存在地域 日本の南 予報円の中心 北緯 25度50分(25.8度) 東経 130度55分(130.9度) 進行方向、速さ 北北西 15km/h(8kt) 中心気圧 915hPa 中心付近の最大風速 55m/s(110kt) 最大瞬間風速 80m/s(155kt) 予報円の半径 185km(100NM) 暴風警戒域 全域 430km(230NM) <07日03時の予報> 強さ 非常に強い 存在地域 九州の西 予報円の中心 北緯 31度35分(31.6度) 東経 128度40分(128.7度) 進行方向、速さ 北北西 30km/h(15kt) 中心気圧 925hPa 中心付近の最大風速 50m/s(100kt) 最大瞬間風速 70m/s(140kt) 予報円の半径 260km(140NM) 暴風警戒域 全域 460km(250NM) <08日03時の予報> 強さ – 存在地域 朝鮮半島 予報円の中心 北緯 40度35分(40.6度) 東経 126度25分(126.4度) 進行方向、速さ 北 45km/h(23kt) 中心気圧 992hPa 最大風速 23m/s(45kt) 最大瞬間風速 35m/s(65kt) 予報円の半径 370km(200NM) 引用:気象庁
台風への対策
対策は種類があります。
・住居外への対策
・住居内への対策
・非常時への備え
・緊急時の避難場所又は避難手順
・家族や会社等への連絡手段の確保
大まかになりますが上記になります。
一つずつ見ていきましょう。
住居外への対策
これは住居の外壁や庭に置いてある物などの飛散防止対策になります。
賃貸等に住んでいる方は関係ないと思うかも知れませんが、車はもちろん自転車や荷物なども場合によっては窓ガラスの破損やパンク、傷等にさらされますので厳重に固定して動かないように工夫をしましょう。
こういった車や自転車のボディーカバーを持っている方はこちらを使うとともに必ず固定しましょう。(自転車等の軽い車両や荷物はカバーにより風圧を受けますのでしっかりと固定)
・車両や荷物の固定
・排水溝や側溝は掃除
・鉢植えやゴミ箱など風で飛ばされそうなものは家の中へ格納
住居内への対策
こちらは一戸建て賃貸関わらず実施しましょう。
住んでいる所だけでなく自分への危険を減らしてくれるものになりますので重要になります。
・窓や雨戸を閉める、飛散を防ぐために飛散防止フィルム(ガムテープでも可)を窓に貼っておく。
・カーテンやブラインドを閉める(外からの飛散物拡散防止)
・多少なりとも揺れる可能性もありますので高積みしてある荷物は下す又は固定する。
非常時への備え
こちらは災害時や災害後にも役立つものとなります。今回の台風だけでなくその他災害時にも命に係わるものになりますので準備しておくことが大切です。
・携帯ラジオ、懐中電灯、ローソクなどを用意しておく。
・防災グッズや水、食料などを用意しておく。
緊急時の避難場所又は避難手順
案外抜け落ちてしまいがちなこの項目。とても大切です。
避難場所がわかっていても道中に浸水地域があり通行できない、飛散物により通行できない等は十分に考えられますので事前にルートや迂回ルートを頭に入れておきましょう。
・近所の避難場所と避難経路を確認(できれば紙媒体で所持)
・市区町村が作成している「ハザードマップ」で危険箇所を確認しておく。
家族や会社等への連絡手段の確保
災害発生はいつ起きるかわかりません。就業中であれば家族への連絡、逆に朝であれば会社等への連絡も必要になってきます。
しかし、あっちもこっちもと誰にでも電話等をしていればあっといううまに回線がパンクする可能性があります。出来る限り災害時の連絡手段や連絡網を構築しておきましょう。
・家族間で誰に情報を集めるのか明確にしておく
・会社への電話は出勤できず繋がらない可能性があるので上司や類似の方への連絡先を把握しておく。
まとめ
簡易的な紹介になりますが以上になります。
その他にもTVやラジオ等で浸水地域や災害情報をこまめにチェックし、自分の地域が入っているようであれば避難指示等に従えるようにしておくことも大切になります。
こういった災害では数分行動が遅かっただけで状況がガラリと変わってしまう事もありますので、情報を最新のものをすぐに入れられるようにしておきましょう。
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